ねこのあな


― 森のねこのたわごと ―


1998年11月12日

スウェーデン料理も食べました。 (北欧ねこ三昧珍道中記 9)

さて、スウェーデンでのねこ三昧の旅も終わりに近付きました。明日の朝にはノルウェイに発つという夜、マガンさんとアンさんは私たちにスウェーデンの家庭料理を振舞ってくれました。
まず、みんなで一緒にスーパーマーケットでお買い物。
彼女達が食材を買っている間、私たちは、ペット用品の所や、お菓子売り場などをうろうろ。
私は、海外に行くと必ずスーパーマーケットに行きます。これがとっても面白いんです。どこに行ってもこれをするので、ブランドもののお店なんかに行かなくていいの?とびっくりされますが、絶対こっちの方が面白い! みなさんにもお薦めします。 で、不思議な家庭雑貨や、可愛いジャンクなお菓子、すてきなステーショナリーなんかをたくさん買っちゃうんです。
お菓子でおかしかったのは(洒落じゃないよー!)「ゲイシャ」というチョコレート。パッケージの女の子の絵は、むしろチャイニーズなんですけどね。
それと、マガンさんたちの薦めで買った、クリームのお菓子です。これ、名前を忘れちゃったんですが、スウェーデンでなポピュラーなもののようで、知らないと言ったら、あらまあ、じゃ、食べてみて! と言われました。かなり大きなお饅頭みたいな形で、ココナッツが周りにまぶしてあって、食べてみたらクリームの固まりでした。見た目からもっとしっかりしたバターケーキを想像したのですが。美味しかったですよ。

スウェーデンの家庭料理といえばミートボールとソーセージ、それにポテト。
残念ながら私は体調を崩していて、あまり食べられませんでしたが、おいしかったですよ。
デザートにはルバーブのタルト。ルバーブは蕗の一種で、甘くて、強い酸味がします。私はこれが大好物なんですが、日本ではまず食べられないのですっごくうれしかったです。
スウェーデンといえば有名なあの超臭いお魚の缶詰めは許してもらいました。

みなさん、暖かい歓迎、どうもありがとうございました!



アンさんの家で見た夕日。
って言っても、かなり遅い時間なんですが。



昔ながらのすてきなお家の入り口。

1998年10月22日


スウェーデンで新聞沙汰に?! (北欧ねこ三昧珍道中記 10)


出発前のマガンさんたちとのメールのやり取りの中に、「新聞で取材したいと言ってるけど、いいか?」というのがありました。
なんじゃらほい?と思いつつも、まあたぶんローカル紙の、家庭欄かなんかにちょびっと出るんだろうくらいに思って「いいよ」と返事を出したのです。

一緒に行っていたなおみちゃんは、新聞取材をとても楽しみにしてて、「ねえ、いつかな?」としきりに聞きましたが、私と今泉さんはねこを見ることにしか興味がなく、どっちでもいいや、の気分でした。

スウェーデン滞在中、しばらくそのことは話題にのぼらなかったので、忘れていたのですが、ある日、本当に新聞記者とカメラマンが来ました。

何度も言いますが、日本なんて遠い遠い国から、わざわざねこを見ることだけを目的に来るなんて、そりゃやっぱり誰でもあきれます。
そういう事ごとをインタビューされて、写真も何枚か撮られました。
マガンさんちでのインタビューで、たまたま赤ちゃんねこたちがいたので、一緒に撮りましょう、だっこしてください、キスしてください、との要望。
キスなんて、そんなこと日本じゃ人前でせん!と動揺して照れまくる私と今泉さんを後目に、若いなおみちゃんはルンルンとキスをして可愛い写真を撮ってもらっていました。

後日送られてきた新聞を見てびっくり。
確かにローカル紙でしたが、紙面の半分以上を割いてありました。
そして、一番大きく取り上げられていたのは、ねこ見物にはあんまり興味がなかったけど、一番若くて可愛いなおみちゃんでした。やっぱり。


これが証拠の新聞だ!



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