ねこのあな


― 森のねこのたわごと ―


ファルンでのホテルのこと (北欧ねこ三昧珍道中記 6)

このところ写真ばかりだったので、久しぶりに文字だけでいきます。
実は、ホテルのことを書こうかな、と思ったら、写真なんか1枚もなかったんです。町中の写真も。私たち、ほんとにねこしか写してないみたい。

航空券は今泉さんが見つけて手配してくれたので、ホテルのブッキングは私の担当になりました。
ノルウェイでは、オスロ泊なので、インターネットで簡単にみつかり、ブックもできました。
でも、スウェーデンではファルンで、どこがいいのやらさっぱりわかりません。なにしろ、ファルンという地名すら知らなかったのですから。
そこで、またまたマガンさんに、お願いメール。で、無事泊まるところも決まったのです。ほんとに助かりました。

夏の前のこの時期、ノルウェイやスウェーデンではホテルに週末レートがあり、なんと安く泊まれるのです。信じられない! 日本ではその逆ですよね。
ノルウェイには週末にかけて行くので、随分安くあがりましたが、スウェーデンの方はあきらめていました。

ところが、マガンさんの伝えてきたレートは、とっても安いではありませんか。
「どんなホテルなんだろうねー」と若干不安になる私たち。
でも、それは杞憂で、ホテルはとてもすてきでした。清潔で、明るい可愛い部屋に、私たちは感激しました。

チェックアウトの時わかったのですが、実は、マガンさんがホテルの人とハードネゴをして、ウィークデーなのに週末レートで泊まるよう手配してくれていたのでした。
私たちがさらに感動して、何度もお礼を言ったのは言うまでもありません。

バイキングになっている朝ごはんもたっぷり食べましたが、驚いたのはダイニングルームに胃薬が置いてあったこと。旅行者が多い土地のホテルでは、どこでもやってる心遣いなんでしょうか。

1998年8月11日

「カール・ラーションの家」 (北欧ねこ三昧珍道中記 7)

少ない観光の中で特筆すべきは「カール・ラーションの家」に行ったことです。
不勉強な私は知りませんでしたが、カール・ラーションとはスウェーデンの有名な画家です。
彼の妻もまたすばらしいアーティストで、彼らが作った家は、単に有名な画家の家として以上の価値を持ったものでした。その家そのものがすでにアートだったからです。
カールの奥さんは、彼と結婚してからは、画家としてのキャリアをあきらめ、カールと子供たちのために主婦として働きました。
でも、彼女の偉いところは、生活それ自体を芸術活動の場としたことです。彼らが作った家のすてきだったこと! 壁には絵が描かれ、様々な手作りの家具やタペストリーが置かれていました。
カールの絵ももちろん素晴らしかったですが、私はそれ以上に奥さんの手作りの品々に心惹かれました。パキッとした配色は非常にモダンで、少しの古さも感じさせません。
主婦しながらでもこんなにすてきなことできるんだなーって、感心させられたり反省させられたり。
カール・ラーションはまた日本や日本の芸術に大変興味を持っていたらしく、浮世絵などのコレクションもありました。彼が特に好きだったという朱赤は、漆塗りを連想させました。

この家は観光地らしく、可愛いガイドさんが案内してくれました。当時のドレスを着てて、それがまたすっごく可愛い! 私たちの他にも各国からの旅行者がツアーに参加しました。

ところで、この家で、芸術とは全く無関係に私たちが感動したのはそのベッド。すっごく小さいんです。これにはみんなびっくりして、中でも積極的に発言してたアメリカからのおばさんが、「なんで、なんで、みんなこんなに小さかったわけ?」なんて聞いてくれました。
ガイドさんが笑いながら説明してくれたところによると、当時の人たちは今より小さかったけど、もちろんそんなに小さかったわけじゃくて、完全に横になって眠ると魂を取られると考えたからなのだそうです。つまり、上半身は起こして寝てたってわけ。まあ、それでよく眠れたもんだなあ、と寝ることがなにより好きな私はびっくりしました。

おみやげに絵はがきとカレンダーを買ってきました。(大半は自分用でしたけど。)

スウェーデンに行ったら、是非ファルンのカール・ラーションの家に行ってみてくださいね。

1998年9月3日

スウェーデンでのお買い物 (北欧ねこ三昧珍道中記 8)

ねこ三昧の旅でしたが、ねこばかり見てたわけではありません。
お買い物にも行きました。... と言ってもね。

どうしても行きたかったので、マガンさんとアンさんにお願いしてペットショップに連れていってもらったのです。うーん、やっぱりねこがらみだなー。
このペットショップ、よかったですよ、いろんなものがありました。
中でも驚いたのが馬具がすごくたくさん置いてあること。
こちらでは乗馬はふつうのスポーツなんですね。どうも日本の感覚では一部の人たちのものって感じがするんですが、そうだな、ショップの4分の1は占めてたようです。
ペットフードや、サプリメント類もたくさんありました。うちの子たちへのおみやげに、とねこ用ビタミンを買ってきました。おいしいらしくて、特にノルタに受けました。

ねこを見せていただくために、たくさんのお宅に伺いましたが、どこでも大きくてすてきなねこ用のおもちゃ(背の高い、ねこが登ったり、のっかって眠ったりできるおもちゃです)があって、欲しくてたまらなかったのですが、そういう大きなおもちゃ類もありました。
そして、これがまた安い! 日本で買えば2〜3倍はするよね、買いたいよね、と興奮しました。

その場ではあきらめて帰国したのですが、今になって思い返すとやっぱり欲しい。
うちには、似たタイプのものがノルタ用にあるんですが、爪とぎをしてもゴミが出ないし、安定感もあるし、インテリアとしてもいいし、是非もう1台欲しいなー、と思ってるんです。近所のペットショップで輸入してたのですが、高価だったのであまり売れなかったらしく(うちもバーゲンで買いました)輸入をやめちゃったみたいだし。
あれを個人輸入しちゃおうか、それともまたスウェーデンに行って買っちゃおうか、と野望はメラメラ燃えています。

ペットショップのご主人もとてもいい人で、「日本からわざわざねこ見に来たのよ」という彼女たちの説明に、あきれるやら感動するやらで、いろいろサービスしてくれました。

スウェーデンのねこ雑誌が欲しい、というと、バックナンバーまで探してくれて、しかもそれらは古いからただでいいよ、と言ってくれます。で、読めないスウェーデン語の雑誌をたくさん持って帰りました。写真が見られればいいんだい!
その上、販促用のグッズまでどっさりくれました。えーと、ねこの絵のついたリュックサック、キャニスター、バンダナ、タオル、犬用のピクニックセットまで。
これがおみやげのメインになっちゃったんですから、私たちもずうずうしいですね。

その素晴らしいペットショップは ZOOHORNAN と言います。
おじさん、宣伝したよ!

1998年9月25日


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