ねこのあな


― 森のねこのたわごと ―


ご、強盗?!(またまた北欧ねこ三昧珍道中記 12)

私は暗い「土管トンネル」を歩いていました。さっきみんなとワイワイ歩いていたときでさえ無気味に感じたトンネルです。1人でここを歩くのは嫌な気持ちでした。
ようやくトンネルの半分くらいに差し掛かったとき、バイクの爆音が聞こえてきました。見れば、さっき私を追いこして行った二人乗りのバイクが狭いトンネルの中を私に近づいてくるではありませんか。更に嫌な気持ちで道の端に寄ると、バイクも私の歩いている側に寄ってきます。

(バイクの二人乗り+短時間に同じ道を戻ってきた+私の方に幅寄せ(?)してきた+ここは暗いトンネルで、誰1人回りにはいない=ひったくり/強盗???)
という図式が瞬時に私の頭にできあがり、緊張が走ります。

ハワイでホールドアップにあって身ぐるみはがされて帰国した友だちのいとこや、インドでパスポートを盗まれて大変な思いをして帰国した上に、そのパスポートをテロリストに使われて疑いが晴れるまで公安に見張られていたという友だちのことが、なんとなーく頭に浮かびます。

もともと壁側にかけていたバッグをしっかり押さえ「負けないぞ」という表情(どんな表情?)でしっかり歩いていた私は、幸いにというか、やっぱりというか(笑)、無事何ごともなくバイクとすれ違いました。
ほっとして気づけば、なぜか手に持っていた新聞を振り上げています。新聞ではたいて強盗に立ち向かおうとでもしたのでしょうか。我ながら馬鹿馬鹿しく気恥ずかしくなって、そっと新聞を降ろし、あえて急ぎもせずにトンネルを出ました。

トンネルの外はまだ明るく、告白しますが心底ほっとしました。
歩きながら冷静になった私は、こんなビンボ臭い格好してるんだし、盗るものなんてなさそうにしか見えないよな、幅寄せしてきたのだって、狭くて天井の低いトンネルだから、できるだけまん中を走りたかったに違いない、と思い直しました。それでもドキドキはしばらく続き、ずっと遅くなってからここを通るだろう3人のことが、もっと心配になりました。

夜になって戻ってきた3人に事の顛末を話して「切符もトンネルも大丈夫だった?」と聞いたら、やっぱり切符の買い方がどうしてもわからなかったし、夜になってめんどくさくなったのでタクシーで帰ってきたのだそうでした。疲れていたとはいえ、3人を置いて帰ってきてしまったことを後悔していた私は、正しく安全な判断をしてくれたみんなに感謝しました。

ヨーデボリで思ったような買い物ができなかった私たちは、次の日、ホテルのお姉さんが教えてくれた、もっと近くの「小さな町」へ行くことにしていました。午後には2人のブリーダーさんがねこたちを連れて来てくれるので、それまでには戻るつもりです。
でも、その前に航空会社にねこを乗せるための確認を取り付ける必要があり、朝から何本か電話を入れましたが、なかなか確認の電話がきません。日本と違ってこういうときの反応が遅いのです。
そのうち電車の時間が近づいてきました。小さな路線なので、本数も少なく、これをのがすとまた1時間近く待たなければなりません。
みんなはホテルのお姉さんに伝言を頼んででかけようと言ってくれましたが、私は特に買いたいものもなかったし(今泉さんとあきさんはペットショップでしなければならない買い物がありました)まだ少々疲れも残っていましたから、1人で留守番することにしました。ねこを無事に連れて帰ることが一番の目的の旅でしたから、どうしてもちゃんと確認しておきたかったのです。このへんが私のA型っぽいところ。(笑)
みんなが出かけて静かになったホテルの部屋で、コーヒーを飲みながら本を読んだりテレビを見たりしながら電話を待ちました。

テレビと言えば、ノルウェーで「クイズ・ミリオネア」のノルウェー版を見ました。ほんとにそっくりですが、司会者はあんなに溜めないし(笑)もっとテンポよくあっさり進んでました。
日本のアニメや(スウェーデン語やノルウェー語を話すのでオカシイ)アリー・マクビール(これは英語版)も見ました。アリーの話は日本のより当然進んでますから(しかも私はレンタルビデオで見てるので遅いし)人間関係がどうなってるのかイマイチつかめませんでしたが、やっぱり面白かったです。

航空会社の確認が早めに取れたら次の電車で町へ出ようと考えていたのですが、結局その後も何本か電話をしたり待ったりしなくてはならず、家にいるのと同じような半日を過ごすことになりました。でも、これがよい休養になって私はまた元気になりました。やっぱり私って「ひきこもり主婦」なのかも。(笑)

2002年4月11日

いくら払う?!(またまた北欧ねこ三昧珍道中記 13)

午後になって、みんなが元気に帰ってきました。
ヨーデボリより、「近所の小さな町」の方が面白いお店もあって楽しかったそうです。ペットショップもちゃんと見つかって、必要なものをそろえることができて、みんなほっとしていました。
優しいみんなは私にもちゃんとお土産を買ってきてくれました。うちの子たち用のペットビタミンとおもちゃがたくさん! それに、おいしいペストリーを見つけてきてくれて、遅めのお昼にいただきました。パン好きの私にはすごくうれしいお土産でした。

航空会社との折衝も終わっていましたし、翌朝のタクシーの手配(早朝フライトだったので、ねこを連れて入る手続きの時間もあり、ほとんど夜中のうちに出発しなくてはならなかったのです)も済みました。私たちはリラックスして買ってきたお土産を見たりしながら、ねこたち(とそのブリーダーさんたち)の到着を待っていました。

そうです、この日、私たちが日本に連れて帰るねこたちがやってくることになっていたのです。みんなでわくわく待っていると二人のブリーダーさんがほぼ同時にホテルに到着しました。
連れて来られた2匹のノルウェージャン、ロークくんとローダちゃん(名前が似てますが、違うお家の出身です)は、どちらもとても可愛くて、みんな大感激でした。
キャフェテリアに私たちしかいないのをいいことに、夕方、ブリーダーさんたちが帰宅しなくてはいけない時間になるまで、私たちはここで2時間ほども大盛り上がりでおしゃべりしていました。
やがて、それぞれ自分の育てた子に別れを告げて抱き締めるブリーダーさんに、大事に可愛がって育てること、写真を送ることなどを約束して別れました。
我が子を手放すようなブリーダーさんの気持ちを思うと、いつも胸がキュンとします。まずはとにかく無事日本に連れて帰らなくては。

その夜はホテルで食事をし、翌朝早いので、みんな早めに部屋にひきとりました。今泉さんの部屋にはリアムくん、あきさんの部屋にはロークくん、そして私の部屋にはローダちゃんがいることもありましたし。
この子たちはみな違うお家の出身で、それぞれ飛行機の旅に耐えられるくらい育っていますから、急に一緒の部屋にしたらびっくりしてしまうかもしれない、とこのホテルではシングルを4つ取ったのでした。

私の預かったローダちゃんは大変な美少女で、大変な甘えん坊さんでもありました。ずっと可愛がって育てられたお家から離れ、見知らぬ場所に見知らぬ人間といるのですから、心細いに違いありません。最初はお部屋のすみで泣いていましたが、しばらくすると、ちゃんとトイレもすませ、少しだけですがごはんも食べてくれたのでほっとしました。私のことも好きになってくれたようです。
落ち着いてきたので、私も眠ることにしたのですが、電気を消して静かになると寂しくなるようで、だっこしてちょうだい、となくのです。抱き締めて、だいじょうぶだよ、一緒にねんねしようね、と声をかけると、安心してゴロゴロ言うのですが、また寝ようとするとなきはじめます。
こうして出発の時間まで、ほとんどまんじりともせず、夜泣きするローダちゃんをあやして過ごしました。
実は、私は夜泣きのひどい赤ん坊だったそうで、よく家族から「夜がまたくる」と歌ったもんだよ、と言われていました。自分の子供を育てないぶん、ここでローダちゃんの夜泣きにつきあってるんだなあ、なんて思って苦笑してしまいました。

やがて出発の時間になり、眠い目をこすりながらチェックアウトに向かいました。

今回このホテルではちょっと変わった支払いでした。
いや、別に支払いは現金かカードでふつうに払うのですが、料金設定がふつうではなかったのです。
予約を入れたときにはふつうの料金で計算されていましたが、チェックインしたときに「今は特別期間で、お客さまにサービスを評価していただいて、払いたいと思う金額を払っていただくことになっています」と評価シートを渡されたのでした。
おおっ、これはついてる! すっごく安くあげることもできるじゃん!
なーんて、意外と真面目な私たちにそんなことができるわけもなく、結局他の3人は通常通りのレートで、私はたくさんコーヒーをサービスしてもらったり親切にしてもらったことに感謝して(私はこのホテルにいる時間がすごく長かったし)少しばかり多めに支払いました。と言っても、もともと安いレートでしたから、チップ程度でしたけど。

そして、私たちは、真っ暗で寒い中、タクシーに乗って空港へ向かいました。

2002年5月1日

ねこ嫌い?!(またまた北欧ねこ三昧珍道中記 14)

早朝の小さな空港はがらんとしていて、私たちの他には同じ頃に着いた家族のグループしかいません。
みんなでぼんやり待っていると、だんだんお客さんが集まってきて、カウンターもいくつか開きましたが、私たちのカウンターはしまったままです。私たちの後にはいつの間にか長い列ができていました。
昨日電話で言われた時間に来たのに〜!と怒っていたら、ようやく係りの人がやってきて、チェックインの受付が始まりました。

ねこたちの計量やエクセス・チャージの支払いなどのためにずいぶん時間がかかってしまって、私たちの後に並んでいた人たちには申し訳ありませんでしたが、このために早く空港に来ていたのです。
それでもとにかくチェックインの手続きも終わり、飛行機に乗ることになりました。

来る時と同様、ここからフランクフルトまでは小さな飛行機です。しかも同じように雨の中のフライトです。ということで、もちろん帰りも大揺れ(笑)。でも、あまりデリケートでない上に寝不足だった私はウトウトしてました。キャリーバッグの中のねこたちも意外なほど落ち着いていましたが、耳抜きできない組には辛そうで気の毒でした。

フランクフルトは、すっきり晴れて気持ちのよい朝でした。5時間ほどトランジットの時間がありましたが、ねこ連れですから、あまりうろつくわけにもいかず、空港内でのんびり過ごすことにしました。

少しばかり両替してから、キャフェでお茶を飲んでいると、「まあ、ねこじゃない」と日本語が聞こえます。見ると、日本人の一家が、キャリーバッグを覗き込んでいます。私たちと同じようにこれから日本へ帰るところだそうでした。成田からのフライト以来、久しぶりに日本人に会いました。ああ、北欧の旅も終わりに近いんだなあ、と改めて感じたひとときでした。

それからみんなで空港内のショッピングモールを見て歩きました。
オスロでお買い物しそこなった京子ちゃんは元気に飛び回って、今度はいいお買い物ができたようでした。

時間がたっぷりあったので、早めにチェックインしてしまうことにしたのですが、これからが大変でした。
チェックインカウンターは混み合っており、荷物のX線検査は念入りです。角度を変えて2度もX線に通された荷物もありました。
その後が最悪で、カウンターのきれいなお姉さんは大のねこ嫌いで「3匹もねこを持ち込むんですって? 私、その飛行機には絶対乗りたくないわね」とはっきり言われてしまい固まる私たち。ばかー、だからこんなに早くチェックインして、すみっこの席をまとめて取ろうとしてるんじゃないかー。つーか、普通そこまで言う?
ひきつりながらも、ここで彼女の機嫌をもっと損ねてはマズイので愛想笑いをしながら「それで、席なんだけど、私たちの希望は」と言いかけると、片手をあげて制止されてしまいました。ゴリ押ししても逆効果かも、ねこ嫌いだから隅っこにやられるかも(その方が楽なのでオッケー)と思って引き下がりました。

隣のカウンターでは、アラブ系のおばさまが恐ろしい大きさのスーツケース(折り畳めば(?)私たち4人全部が入ってしまいそうな大きさ!)を持ってきていて、そのエクセス・チャージの値段に激しい抗議をしていました。そりゃ、あれはものすごい金額を請求されたはず。それより、あれ、どうやって誰が運んできたんだろう。
結局奥の方から出てきた偉い人(たぶん)に、払えないなら飛行機に乗せられないと言われ、おばさまはものすごく怒りながらも支払いに応じていました。

その後のボディチェックでは、私の前に並んでいた男性が、バッグの中からありとあらゆるポケットまで、ぜーんぶひっくり返して調べられていました。調べている係の人の表情は厳しいし。うーん、テロの影響かなあ、私もこんなふうに調べられるの?とドキドキしていたら、しごくあっさりと通されました。あの男の人は、とりわけ怪しそうだったのかも。
大きな空港ではいろんなことがありますね。

飛行機に乗ると、私たちの席は窓際3列並びの3つと、その前の1つでした。位置はまん中あたり。うーん、これはあまりよくない。ねこ嫌いのお姉さんには、私の愛想笑いじゃ通じなかったか。しかたない。
...と思っていたのですが、出発まぢかになってもお隣の2席は空いたまま。どうやらお姉さんは思ったよりずっといい人で、私たちに2つの空席をくれたようでした。私たちは彼女の配慮に感謝して、3列席のまん中を足用のスペースにして(足下にはキャリーバッグを置くので、普通に座ると、さほど長くない足でも長時間は辛いのです)2人ずつ2列の端と端に座って、比較的楽にすごすことができました。

2002年5月15日

また行きたい?!(またまた北欧ねこ三昧珍道中記 15)

フライトの間、ねこたちはみんなとてもいい子でした。ローダちゃんに時々話しかけると、小さな声でお返事をするくらいで、あとは眠っていたようです。
私も疲れていたようで、かなり眠りました。映画を観ようと思うのですが、途中で眠ってしまい、憶えているのは最初と最後だけというのが2本ありました。面白い映画だったのに。

無事成田に到着すると、やはりほっとします。
湿度の高さに「戻ってきたなあ」と感動し、日本でしか売られていない缶のアイスコーヒーを、懐かしさと共に一気飲みしました。コーヒーや紅茶の缶って、どうして外国にはないんでしょうね。いや、それ以前に自動販売機ってまずありませんけど。

検疫を済ませ、スカイライナーで東京駅まで戻りました。駅でローダちゃんを新しいオーナーさんにお渡しする約束です。このままこっそり連れて帰っちゃおうかと思ったほど可愛いローダちゃんでしたが、そういうわけにもいかず(当然ですってば)、ちゃんと新しいオーナーさんにお渡ししました。ローダちゃんは優しい日本のお母さんが大好きになり、とても幸せに暮らしています。

旅行のメンバーたちも、そこでお別れして、それぞれお家へ帰りました。
今回の旅も無事楽しく終わり、またしばらくしたら出かけたくなる私です。

さて、私たちはいつも完全な個人旅行をします。とんでもないところへ変な時期に行くから、それに安くあげたいから、というのが最たる理由ですが、これがやってみるとなかなか楽しいものなんです。

こういう個人旅行も、インターネットのおかげで、とても楽に計画できるようになりました。いくつかコツをあげると:

1 目的をきちんと持つこと。
そうすれば下調べも楽しくきちんとできます。私たちの目的はいつも「ねこ」ですから(笑)ねこに関してはバッチリ調べて出かけます。興味があることなら、わからない言葉でもなんとか勉強しよう!という気持ちにもなるではありませんか。観光地の下調べがまったくなってない!ということは、この際置いときます。(笑)

2 ホテルは予約しておくこと。特に女性は。
もちろん、現地で紹介してもらうこともできますが、深夜に着くときなど、泊まるところが決まっているだけで、とても安心できます。ネットで安いレートが適用されることもありますし、ホテルと直接交渉することも可能です。熱心に探せば、日本の観光客がいかないようなホテルに泊まって一味変わったすてきなサービスを受けたりすることもできます。『スウェーデンねこ三昧旅行』のときのヴァドステナのホテルがそのいい例でした。
また、現地にお友だちを作れれば、家族的できもちのいいペンションのようなところを紹介してもらうことも可能です。今回の旅行でのデンマークのホテルは、現地のブリーダーさんに紹介してもらわなければ絶対泊れないところでした。ここには是非また行きたいです。

3 旅程表を作ること。
乗り物のナンバーや時間、ホテルなどの連絡先を、現地の日付けできっちり作ります。そして、他の様々な資料とともにファイルして持ち歩くと便利です。もちろん、コピーを旅行のメンバーと家族に渡します。
もともとこういうことに関しては几帳面な性格だというのもありますが、これがあったおかげで助かったことが何度あったか。現地で質問したり確認したりするときも、正しいスペルで地名が書いてあることで話が俄然楽になりますよ。

4 荷物は少なく軽くすること。
これが意外と難しいんですよね、特に女の子は。でも、すごーく大事です。荷物を持っての移動のとき、重いと辛いですよー。ほんとです。
私は毎回洗濯物を干す紐と小さな洗濯ばさみを持って行って、毎晩小物は洗って使い回しています。ホテルは乾燥しているので、小さいものなら夜洗って朝に、Tシャツなどでも翌日の昼間くらいまでには乾きます。夜、ホテルで洗濯物をするのって、ちょっとサビシイんですけどね。(笑)

5 自分の身は自分で守ること。
当然のことなんですが、私たち日本人が忘れがちなこともあります。例えば、荷物を置いて、例えすぐそばでもどこかに行かないこと。バッグはしっかり歩道側にかけて持つこと。(たすきがけにしなさい、とパリの友だちに言われました)大金を持ち歩かないなどです。あとはあまりお金を持っていそうな格好はしない方が無難ですよ。(ちょっと言い訳?(笑))

6 躊躇せず人に訊ねること。
少しの例外をのぞけば、簡単な英語なら通じます。(残念ながら日本語はムリ...)駅などなら確実です。辞書を持って行って見せるのもいいですし、絵を描いたりジェスチャーも通じます。わからなければ、とにかく誰かに聞くこと。旅行者にはたいていみんな優しいです。
逆に、変な人にペラペラとわけのわからないことを言われて困ったら、日本語ではっきり「何言ってるかわからない」「いやです」と言っちゃうのも手です。言葉は通じなくてもニュアンスはわかりますものね。
今回の旅行では、京子ちゃんが向こうの若い女の子にベッタリくっつかれて困っていました。何かと思って聞いたら「お金をちょうだい」だって。きれいな格好した子だったんですけど。「お金なんて持ってないから」と断ったら、ちぇってな感じで行ってしまいました。京子ちゃんは小柄でとても可愛いのでナメてかかってたんでしょう。うるさそうな保護者(笑)が出てきたんで諦めた感じでした。
でも、これは安全なところにいることが大前提ですよ。

7 挨拶をすること。
外国の人たちって、ホテルなどでも、みんな気軽に「Morning!」なんて挨拶を交わしますよね。これをやるとぐっと楽しいです。「Thank you!」と「Hi!」だけで、フレンドリーな気持ちになれますよ。
それから、お店に入って、黙って品物を手に取って見るのはとても嫌がられます。お店にもにこやかに入って挨拶をして、あれが見たいんだけど、と言えばオッケーです。

8 元気で楽しい気持ちで過ごすこと。
これが一番大事みたいです。ハプニングも往々にして起こりますが、楽しむくらいの余裕がないと辛いです。
あまりハードなスケジュールを組むと後半息切れします。のんびりできる日も1日くらい取っておいた方が無難です。また、当然のことながら、スケジュールは余裕を持って立てることです。乗り物などをあまりタイトなスケジュールで組むと、時間通りに運行するのが普通という日本とは違う国が多いので、コワイ目にも合いかねません。
それから、お友だちとの旅なら、行動のペースに違いがあるなら、少しは別行動するのもいいですよ。

みなさんも楽しいオリジナルな旅を楽しんでくださいね!

2002年7月2日


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