ねこアパート

1303号室

齋藤 ハルキ・プリン

July 19th, 2001

僕が恐かったこと。

僕が家に来てから、とっても怖い思いをしたことがあるんです。
今日はそのお話をしますね。

え、なに?

ベロしまい忘れてますよ...

それは、、、多くの仲間がそうだと思いますが、お風呂に入れられることです。
お風呂場に行ってお湯をかけられた時は、最初は何がなんだかわからなくて、体が動かず固まってしまいました。
お母さんにしがみつくのがやっとで声もでませんでした。
お母さんはそんな僕を抱いて、何度もお湯をかけたり、シャンプーでゴシゴシしたりしてました。
その後もシャワーでお湯をかけられて、僕は本当に怖かったものです。
しかも、仕上げはあったかいタオルで体中を拭かれて、おまけに熱い風がでる黒いやつでゴォォォォッ!とされて、とても、とても嫌でした。
僕の自慢の毛が濡れてしまい、とても惨めな気分になりました。
そして、悪夢はそれだけではなかったのです、、、

ふう。

まいっちんぐハルキ君(年がばれる)

それはお風呂に入れられた次の日でした。
僕はお風呂を覗くのが結構好きなんだけど他の皆はどうなのかなぁ?
もしかして僕だけかなぁ、、、お水の音がすると、覗かずにはいられないんです。
前の日にお風呂に入れられて嫌な思いをしたのもころっと忘れて、お水の音がしたのでお風呂場に遊びに行きました。
お母さんはちょうどお風呂に入ろうとしていたようで、お湯が蛇口からジャーーーっと出ていたので、とても面白そうな気がしてジッと眺めていました。
それだけでは物足りず、お風呂の縁に上ったのがいけませんでした、、、

僕はツルッと滑ってお風呂の中に落っこちてしまったのです!!!
「ドッボーーーーン!」
僕は慌ててお風呂から脱出しようと思いましたが、足がつるつる滑ってなかなかうまく出られません。
僕がばたばたもがいていると、そこへお母さんがすっ飛んできました。
僕はとてもかっこ悪かったので、がんばって
「エイッ!」
と渾身の力をこめてお風呂から這い出して、ピュ−ッと居間のほうに逃げて、いつも遊んでいるカーテンの後ろに隠れました。とても寒くてブルブル震えてしまいました。
お母さんはそんなかっこ悪い僕を見つけて、びっくりしながら優しく抱き上げてくれました。
そして、またタオルでごしごし、、、ゴォォォォォッ!です、、、

ヘヘヘ。

超三枚目!

僕の短い猫生の中で、あれほどつらく厳しい二日間はありませんでした。
でも、すっかり乾いたあとお母さんがおやつをくれたし、遊んでくれたのですぐにご機嫌になりましたが。

でも、ある日一大事が、、、
ここからは、心の整理をしてからでないととても皆さんにお話できそうにありません。
また落ち着いたらお話しますね。では、お元気で。

すやすや。

ママの枕でおやすみなさい


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