ねこアパート

1303号室

齋藤 ハルキ・プリン

June 2nd, 2001

僕の寄り道。

僕は1月の最後の週に前橋のお母さんのおうちに行くことになっていたんだけど、お母さんの都合で一週間延びたんです。
それで、森のねこさんと言う方のお家に一週間お世話になったんです。

あ、あれは何だろう?

そこはとても素敵なところでした、、、
だって、今までのお家みたいにお姉さんやお兄さんがいたし、人間のお父さんもお母さんも素敵な人で、とても優しくしてくれました。
おいしいお魚ご飯も食べさせてくれたし、僕が甘えてお膝の上に乗っかって寝ちゃった時も、ずーっと動かないでいてくれたりしました。
二人ともとても優しくてすぐに大好きになりました。

一番お姉さんのたびおねえさんはとっても素敵な黒い毛皮のお姉さんで、とても優しくてお母さんみたいでした。
二番目のノルタお兄さんもいっぱい一緒に遊んでくれました。
三番目のめるとお姉さんはとっても素敵な色をしていましたっけ。
もう一度いっしょに遊びたいなぁ、、、お姉さんたち元気かなぁ?

おっこちゃうよー!

前橋のお家に来たときはお母さんの他には誰もいなくて、二回寝たあとの次の朝からは一人ぼっちになってしまいました。
朝のあまり早くない時間から、夜は結構遅い時間までお母さんは帰ってきません。
「ハル君を食べさせるために、お母さんは働かないといけないのよ」なんて言ってるけど、実はお友達とご飯を食べに行っているのを僕は知っているのです。でも、帰ってくれば一緒に遊んでくれるし、いっしょに寝てくれるので、しょうがないなぁと思ってしまいます。

毛がフサフサしてきました。

名前を呼ばれて返事をしながらお母さんのところへ走っていくと、とっても優しく頭をなでてくれるし、時々おやつもくれます。
ドーナツ型の小さな茶色いカリカリした、とてもおいしいクッキーで、森のねこさんちで食べさせてもらったやつでした。
森のねこさん、あのおいしいクッキーをお母さんに教えてくれて、どうもありがとうございます。今も時々食べさせてくれるんですよ。

あ、お母さんが呼んでるみたい。ごめんなさい、僕もう行くね。
またお会いしましょう。

家に来たばっかりの頃。


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