ねこアパート

302号室

大木あやの&ステファニー

あやのさんと小さな頃のステファニー。

ぽすと大木 あやの  
    ステファニー

私たちは運命の母娘なんです。
母・あやの、12歳。
娘・ステファニー、2歳。
名前の雰囲気も年令もとっても違う私たち。
一緒には暮らせないくらいに。
そう、私たちは別居してます。このアパートでは、とりあえず同居することになりました。
そのうち独立するかもしれません。

October 13th, 1999

あやののとはずがたり その五

先日、私・森のねこのもとに、あやのさんから次のようなメールが届きました。



あやのです。お世話になっております。いつもお礼を申し上げたく思っていたのですが、メールの送り方がわかりませんで ...。いえ、私も長く生きておりますので、人間界のたいていのことはわかっているつもりでおりますが、さすがに私のニクキュウぷにぷにの前足ではキーボードを打つのがちょっと困難でございます。
そういうわけですので美江子さんに代筆を頼んでいる次第でございます。

猫アパート、楽しんで読ませていただいております。

そうそう、あれはお母様が長男の達矢さんを出産なさった昭和62年の9月のことでございます。お母様はすでに(ききもしないのに)産婦人科にて「おんなのこだよ」ときかされておりまして、女の子を心待ちにしていたおばあさまはとてもお喜びになっておりました。女の子用の服やら布団やらを、いろいろ楽しそうにそろえる日々をお過ごしでした。
大木家では初孫ですもの、当然のことですけどね。
お母様もお父様も女の子ときいて名前を考えていらっしゃいました。お母様の名前を一文字取って「志津佳(しずか)」と言う名前にお決めになったようでございました。

しかし、な、なんと生まれてきたのは男のお子さまだったのです。
もちろん、男のお子様でもお可愛らしく、家族のみなさまのご寵愛を受けておいででしたが、おばあさまは少し落胆されておりました。
わたくし、お世話になっている大木家のみなさまに何かして差し上げることはないかと思いましたの。そして決めました。女の子を産んで差し上げよう!

達矢さんに遅れること3日。無事に一匹女の子を出産いたしました。
森のねこさんもご存じのように、私出産は一人では不安なのでございます。でも、たまたまそのときは、美江子さん(当時17歳)が期末テスト中で夜中起きていらっしゃったので、おなかをさすっていてくださいました。
「ねえ、なんか子供でも産まれるみたいじゃん。おなかぜんぜんおおきくなかったのにどうして?お姉ちゃんに影響された?」とか、寝不足でかなりむかつきながらも、そばにいてくださったのでございます。

そして、朝一女出産。英子さんと美江子さんでその子を「志津佳」と命名してくださり、私も大木家のみなさまに恩返しができたとホットいたしました。達矢さんももう6年生。志津佳は今いずこ?

基本的に子供はキライなんでございますが、仕方なく達矢くんの遊び相手になっておりました。このころ、わたくしは3歳ぐらいでした。

達矢くんが生まれてから数日後、志津佳が生まれました。



ふたりは一緒に育ちました。まるで兄妹でしょう?

October 13th, 1999

ステファニーでーす! No. 5


我が家の新入り、とらいちは、とってもきかんぼうなの。
最初はね、やだなあって思ってたんだけど、なんか、どうでもいいやってカンジになっちゃって・・
・、今ではいい遊び相手なのよ。上手な「ねこキック」とか「ねこパンチ」を教えてあげてるんだ!

それにしても今年の夏って暑かったわよね。あたし、この場所がお気に入りで、いつも寝てたの。
ひどい?太った?でも、ママは「めちゃめちゃかわいい!」って言うのよ。


 前の分も読んでくださいな。

あやの

ステファニー

その壱 (1998.12.5)

No. 1 (1998.12.5)

その弐 (1999.1.14)

No. 2 (1999.1.14)

その参 (1999.2.24)

No. 3 (1999.2.24)

その四 (1999.4.6)

No. 4 (1999.6.15)


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