402号室
February 12, 1999
ルーカスと僕
僕は彼をシェルター(迷いねこなんかが保護されてるとこだよ)で貰ってきた。
だって可愛かったんだもん。それに、毛皮の模様も気に入ったしね。
ルーカスはねこたちの中でも一番小さかったし、子供だったと思うんだ。
もう1匹、黒いねこも欲しいなって思ったんだけど、母さんが「1匹だけよ。」って言うから、ルーカスに決めたんだ。
ルーカスが来た最初の日に、僕らは彼を救急病院へ連れてかなきゃならないはめになっちゃった。
12フィートのところから落ちたんだよ。えーと、だいたい3メートル半の高さだな。高いよね?
病院へ行ったとき、先生は彼の名前を聞いたけど、まだ名前もついてなかった。何しろ家に来たばかりだったからね。
先生は「彼はねこだから、12フィートの高さから落っこちても平気だよ、でも、まだ子ねこだから、内臓がやられてないか心配だな」って言ったんだけど、大丈夫だったよ!
じゃあ、今度はルーカスがどんな風か話すね。
ルーカスは悪い子だけど、可愛くて憎めないんだ。
彼は、虎みたいな強くて鋭い牙をしてる。興奮すると顔が小さくなって、疲れると大きくなるんだ。よく毛が抜けて、家中毛だらけだよ。
彼のしっぽは長くって、それから、お腹を出してへーんな格好で眠るんだ。
ルーカスは可愛いんだけど、時々いろんなものを噛んだりひっかいたりしてみんなを困らせちゃうんだ。
そのくせ寂しがり屋で、一人っきりになるのが大嫌いなんだよ、いっつも何とかして僕と一緒にいようとするんだ。だから僕らはたいていいつも一緒にいる。
最初、僕は動物が恐かったんだけど、少したったらルーカスに慣れて、そしたら他の動物も平気になったんだ。
他のどのねこでもなくて、僕のルーカスを選んでほんとによかったって思ってる。
でもね、やっぱりもう1匹ねこが欲しいんだ。僕がいない間、ルーカスの遊び相手になるようにね。
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