December 30th, 1999
お姉ちゃんちに来るまでのこと。(2) |
さてさて、デカちゃめが去った後の米倉家は、本当に火が消えたようになってしまいました。
家に帰ってきても、当然のことながらデカちゃめはいないのです....
あのふかふかした毛が生えてて、抱っこするとぐにゃぐにゃする感覚の生き物がいない、ただそれだけのことなのに、すっかり我が家は”ねこなし”の生活が想像できないようになってしまっていたのです。
家の中では、たびたび、デカちゃめの話題が出るようになりました。
「元気にしてるかな」とか
「お腹こわしてないかな」とか。
「デカちゃめを貰ってしまおうか」という話まで出ました。
でも、そんなことできる訳もなく、ただただ「ねこのいない生活はつまらないなぁ〜」という部分で家族の意見は一致していました。
しかしその当時、ねこと一緒に暮らすことに一番反対していたのは母でした。
母はデカちゃめを大変かわいがっていましたが、ねこを本当に飼うことによって生活がある程度制約されること(家を空けられないなど)、病気をして苦しむのをみたり、悲しいけど最期は人間がねこを看取ってあげなければならないことなどなど...を考えるとかわいいからといって、安易にねこは飼えないと主張したのです。
「理屈はそうなんだけど、あのねこのいる楽しい生活は何ものにも代えられない...」というのが父と私の意見でした。 |
変な姿もカワユイのだ。ボヨーン。
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家族全員がそうやってなんとなく悶々としていた頃、私は我慢できずに自転車をぶっ飛ばして、ペットショップへねこを見にいってしまいました。3月のまだ少し風の冷たいお昼のことだったのを覚えています。
そこは、川沿いにあるお世辞にもきれいとは言えないお店で、たくさんの種類のねこがいました。そして、そのお店の一番奥のケージのなかに、3匹のチンチラのこねこがごそごそと動いているのがみえました。
その時、私たちの運命の糸は繋がったのです!(大げさなヤツだ...Byチビちゃめ)
続く...! |
更に、眉毛を描いて凛々しくしてみました。キリッ。
もちろん写真に描いたんだよー!
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