ねこアパート

1203号室

佐藤 スオミ・アイノ・こゆめ

November 9th, 2000

みんなでごあいさつ


はじめまして。スオミです。
うちのおねえちゃんがときどきわたしの名を騙ってるらしいけど、わたしがほんもののスオミなのよ。だまされないでね。

突然だけど、わたし人間なんてあんまり信じてないの。
だってあんなにわたしのこと「かわいい、かわいい」「世界一のにゃんこだよ」っていってたくせに、ある日突然なんだかヘンな白い子を連れて来たりして。おかげでわたしの生活はめちゃくちゃだわ。ヘンな白い子ったらまるで遠慮がないんだもの。

でもほんというとこれでけっこう可愛いし、「おねーちゃん、おねーちゃぁん」ってなついてくるからどうも憎めないのよね。しょうがないから、おもちゃもごはんもずいぶん譲ってあげてたのよ。

そしたらうちのおねえちゃんたら調子に乗って、このあいだまたちいさな子を連れてきたのよ!もう信じられないわ。わたしの妹だっていうんだけど、記憶にないわよこんな子。
(ニンゲン注:そりゃキミが実家にいたときにはまだ生まれてないからねぇ・・・・)

もっともみんなで遊ぶのはけっこう楽しいからそんなにイヤってわけじゃないんだ!
ああ、われながらわたしってホントに性格がいいわ。どうしても色々がまんして人に合わせてあげちゃうのよね。典型的A型だとおもうの。損な性分だわ。
とにかくわたしががまんしてあげないとうまくいかないと思うし、しょうがないから仲良くしてあげる。やれやれ。

スオミです
わたしがスオミよ。毎日苦労してるの。
まいっちゃうわ。

ヘンな白い子とわたし

あーもうやってられないわ。
だらだらしちゃいましょ。


ぼくアイノくりたろうだよ。くりたろうの「くり」は「くりーむ」の「くり」だってさ。
ぼくって「おばかちゃん」なんだ!いつもにんげんのおねぇちゃんが「アンタはほんとうにおばかちゃんだねえ」って。「ばかな子ほどかわいい」んだってさ。ぼくよくわかんないや。ところで、おばかちゃんってなあに?たべられるの?
ぼくスオミおねぇちゃんだーいすき!
あと、こゆめたんもすきー。ごはんもすきー。えへへ。


人間注:こうしてみると「おばか」にはみえませんねー。
でもだまされちゃーいけませんよ。




あたし、こゆめ。ちっちゃいけど「れでぃー」なのよ。よろしくね。
すおみおねえさまはかっこいいからすきよ。
あいのにいちゃんがしつこくあたしをおそおうとしたら、「ぱしっ!」ってたたいて「きょういくてきしどう」をしてくれたの。おねえさま、すてきー!でもあたしが「おねえさまー」ってよっていくと、 いつも「くーる」なのよね。おとなだわ。
あいのにいちゃんは、しんせつなんだけどちょっとしつこいの。いつも「もういやーん」っていうまでけづくろいしてくれるわ。あんまりしつこいから、さいごにはいつもねこキックになっちゃう。いいひとなんだけど、ちょっと「おとこ」としての「けいけんち」がたりないわね。おんなのこのあつかいがへただわ。(人間注:アンタどこでそんな言葉おぼえてきたんだい!)
あいのにいちゃんには、すおみおねえさまもいつもくろうしてるのよ。こまっちゃうわね。
でもふたりともいっぱいあそんでくれるからすきよ。

あいのにいちゃんとあたし
あたしってかしこそうでしょ。
それに、うんどうしんけいもいいのよ。エヘン。


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