ねこアパート

703号室

内藤 小春・ゆか・雷

みんな仲良しです!

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内藤 小春・ゆか・雷

ぽすと
「小春でーす。」
「ゆかでちゅ。」
「雷だよ。『らい』っていうんだよ。」
私たちは、ノルウェージャン・フォレスト・キャットっていう種類のねこなんだよ。
よろしくねー!

(ママ注記:雷も加わりました。みんなでこんなふうに写真も撮れるようになりました!!)


July 7th, 2001

猫 と 私 〜ゆか編その2〜

さてはて、我が家にやってきたゆかですが、小春とどのようにして対面させたら良いのか非常に悩みました。何しろ、小春って結構『女王様』なんです。
多頭飼いをしたこともない素人なバカ夫婦。どうしようどうしようと悩んだ結果、取り敢えず別のお部屋に入れましょう、ということになりました。

しかし、こういうときに限ってバカなわたいらはポカをする。

玄関に着いたと同時になぜかキャリーバックからゆかを出してしまう。これっていわゆる魔が差すと言う感じでしょうか?本当にこの時私たち何を思っていたんでしょうね・・・・。
当然、玄関には小春がお出迎えしてくれていて、そこにゆかがヒョッコリ顔を出したのだから、さあ大変。

小春「・・・・・・」
ゆか「・・・・・・」

ッピーーンと張りつめた空気・・・・。
そして、均衡を最初に破ったのは小春。
鉄仮面の如く無表情のまま、ゆかに突進。当然ゆかビビって逃げます。隅に追いやられ低姿勢で必死にシャーシャー言ってます。小春無表情のままゆかを見てます。はっきり言ってこの無表情がおそろしい。
怒っているのか、心の中で「うっわ〜い!フレッシュごはーんvvなどと思っているのかわからない。
でも、OKこれはわかった。この時点でゆか『負け猫』決定です。
このままだとさすがにゆかが気の毒なので、他の部屋にパパと一緒に避難させました。


「........」

その間に小春を抱っこして宥め賺して「小春〜、ママは小春だけよ。小春が一番可愛いし、良い子だし〜本当だよぉ〜!」などと言いながら小春も別の部屋へ連れて行く。で、記憶が正しければ即座にまおさんに連絡してご指導を仰いだはず。
その結果・・・・
1.ケージの購入。
2.ケージの両側に段ボールか何かで小春が横からちょっかいかけないように補強。
3.取り敢えず様子を見る。

で、すぐさまケージを購入しに近くのホームセンターに向かうため、ゆかとパパがいる部屋に行く。部屋の片隅でゆかはパパの拙い猫じゃらしの動きにハッスル(死語)していた。
ママ「・・・・そんな隅で、何してんの?」
パパ「だってこいつね、猫じゃらし持つと俺と一緒に遊んでくれるの
ママ「・・・そう・・・・」
パパ「クルクル回って、こいつ、可愛いよね
などと言いながら部屋の片隅でいちゃつく猫と人間を見て思わずワシ・・・なんか、なんか・・・・。

ふ・・・・不憫だぁぁぁぁああぁぁ・・・・・!!!!!(号泣)

これではいけない。ちゃんとお天道様にこの猫と人間が当たれるようにしなければ・・・・!ちょっと可哀想だがゆかにはここで少しの間だけ孤独に耐えてもらって、急いでケージを購入せねば・・・・!と、車を走らせホームセンターへ。が、何故か犬用のケージしか販売していなかった。

なぜ?
ナゼ?
why?

恐る恐る訊ねると、店員の『ああ、猫用は取り寄せになりますね』のさりげなく差別的な要素を含む言葉にワシちょっぴり腹が立った。
しかし背に腹は代えられないので、仕方なくそれを購入。
・・・・畜生、そんなに犬がいいのか?!犬用のが売れれば猫はどうでもいいのか?!
このクサれホームセンターめ・・・!
むかついたのでそこのホームセンターのホームページに『猫用のケージもお持ち帰り出来るようにしろ』と抗議のメールをしてやった。しばらくしたら猫用のケージも店に展示していた。
・・・・効果があったのかもしれない。


「........」


ま、それは置いといて、犬用のケージを家に持ち帰り急いで組み立てるとそこに猫トイレ、ごはん、水、を置いてゆかを放り込む。そしてケージの両側に段ボールを立てて完成!で、別室に入れてあった小春を外に出す。

ケージ越しの2度目の対面。

小春「・・・・・・」
ゆか「・・・・・・」

ガッシャーーーーーーーン!!!!!←小春がケージに体当たりした音。
ガシャン!
ガシャン!!
ガシャンッッッッ!!!!

・・・・・もう、止まらない。
ゆかビビってケージの隅に小さくなってるし・・・・・。
ああ、でも小春ちゃん・・・・無表情だけど、実は怒ってたのね・・・・?
この時、小春って心が狭いんだってことが発覚。いや、猫ってそういうもんだっていうしね・・・・。ハハハ・・・(涙)

でもって、それがままの非常に悩みの種になってしまった。

多頭飼いって本当に初めてだったんですよ!
今思えばなんでこんなにナーバスになっていたんだろうって思うくらいなんですが、本当にこの頃は育児につかれたノイローゼのお母さんって感じでした。

小春は無表情で怒ってるし、ゆかはケージから出すまで自己主張をして鳴きまくるし・・・物凄い大きな声で鳴くから絶対となりに聞こえている・・・!って思いこんでて私がヤバかったです。

で、ゆかを出すと小春がゆかを攻撃するの繰り返しで本当、この子達って相性悪いのかなって思い始めてました。ある時まおさんがアドバイスしてくれました。過保護になりすぎてるから一度この2匹だけを家に残して(人間がいないときは、ゆかをケージに入れていたんですがそれをせずにと言う意味)人間は居なくなる!猫同士だけにしたらこの子達だけできっと解決するはず。とのことで不安だったけど、その案を実行しました。

でも、すっごい不安でした。


「........」


どうしよう〜〜〜!小春がゆかの喉笛食いちぎって玄関先にちょこんと置いて「ママ〜、ごちそうさまvとってもおいしかったvv」ってご満悦な顔していたら・・・!

そんなのいやあぁぁぁぁぁぁあああぁっぁ!!!!!!

・・・と、怖い考えになってしまった。

まさかな、そんなことないよな。うん。大丈夫、大丈夫。(←マインドコントロール)

近くにあるスーパーに買い物に行きながら不安で不安でオロオロ、でも店内ウロウロして買わなくてもいいもの買い込んで、ああ、あたしったら何に手をかけてるの?!とか自分で自分をツッコミながら2時間くらい時間を潰して家に戻りました。

でも、玄関開けるの怖い。2匹のスプラッタなことを想像してしまうのだ。

うえ〜〜〜〜ん、でも、開けないと〜〜〜〜〜〜!

覚悟を決めて玄関を開けると2匹の姿が見あたりません。

え・・・どこにいるの・・・・?と思いながらおそるおそる2匹の姿を探します。

「小春・・・?ゆか・・・?」
名前を呼びながら部屋を探します。すると、一番奥の部屋で小春とゆかが一緒に座ってました。
なんと、小春がゆかの体を毛繕いしていました。

おお!なんと神よ・・・・・!!!!(わしの心の歓喜の声) 
嬉しかったッスよ。本当になんか肩の力が抜けたって感じで。
これがきっかけで小春とゆかはそれなりに良い関係を築きだしてくれて、本当に安心しました。今は雷が来たため微妙に変わってしまったんですが、いいんです。

スプラッタな現象がおきなくて・・・・!本っ当に!良かったです。


「........」


ゆかはそのうち段々と可愛くなっていきました。これは本当に嬉しかったです。愛嬌があって、布団で一緒に眠ってくれて。性格はダントツ良いんじゃないかなぁ。
まおさん感謝です。でも、あれって本当だったんですね。

残り物には福があるって・・・・vvv

・・・・・次回は雷のお話です。

 もっと見てね。

小春とゆか

(1999.9.10)

猫と私 〜小春編その1〜

(2000.6.4)
猫と私 〜小春編その2〜 (2001.1.15)
猫と私 〜ゆか編その1〜 (2001.6.26)

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