みなさん、おひさしぶりです。とらいちです。
5月に満1歳になって、からだもぐーんと大きくなりました。
おねえちゃんとも、なんとか、なかよくやってます。
涼しくなってきてホッとしていますが、この間まではとても暑くて、食欲はあったんだけど、すぐだるーくなっちゃって、これが夏バテなのかあ、って思いました。
このかったるーい時に、大きなオスねこが、ぼくの前に現れたのです。赤い首輪をした黒猫です。黒猫はぼくよりも年上で、顔がこわーくて、ぼくの家の庭にもどかどか入ってきて偉そうにしています。ぼくは勇気をだして黒猫に文句をいうけど、逆に怒られてしまうんです。ガリッ、ってひっかかれちゃうし。
ある日、また黒猫に会っちゃって、いろいろあってけんかしたんだけど、キズの様子がいつもと違う・・・。地面に足をつくと、すごい痛いの。痛くてなめることもできないから、土がついたまま汚くて、もうどうしていいかわからなくなっちゃった。
「とらいちくん、ちょっとガマンしなさいね。」って、ぼくはお風呂に連れて行かれました。なんとおかあさんは、ぼくの傷口を洗って、綿棒でこちょこちょしながら足についた土をいっぱい落としてたの。
「あーよかった、これ、土だわ。指、1本だけ化膿してる。」
おかあさんは、真っ黒な土を、血のかたまりだと思ってたんだって。
そして、その日にお医者さんに行きました。
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